松尾サダ(読み)マツオ サダ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「松尾サダ」の解説

松尾 サダ
マツオ サダ


職業
民謡歌手

別名
芸名=愛八

生年月日
明治7年 10月23日

出生地
長崎県 西彼杵郡日見村(長崎市)

経歴
明治24年から愛八の芸名で長崎丸山の芸者として活躍侠気に富む性格と熱心な芸から、海軍軍人力士から贔屓にされた。その傍ら、郷土史家の古賀十二郎の指導で長崎県に伝わる民謡の発掘にも尽力。昭和5年には、長崎の代表的な歌として知られる「浜節」「ぶらぶら節」をレコードに録音し、その紹介と普及に大きく貢献した。作詞家なかにし礼の小説「長崎ぶらぶら節」の主人公のモデルとしても著名

没年月日
昭和8年 12月30日 (1933年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「松尾サダ」の解説

松尾 サダ
マツオ サダ

大正・昭和期の民謡歌手 なかにし礼の小説「長崎ぶらぶら節」の主人公のモデル。



生年
明治7年10月23日(1874年)

没年
昭和8(1933)年12月30日

出生地
長崎県西彼杵郡日見村(現・長崎市)

経歴
明治24年から愛八の芸名で長崎丸山の芸者として活躍。俠気に富む性格と熱心な芸から、海軍軍人や力士から贔屓にされた。その傍ら、郷土史家の古賀十二郎の指導で長崎県に伝わる民謡の発掘にも尽力。昭和5年には、長崎の代表的な歌として知られる「浜節」「ぶらぶら節」をレコードに録音し、その紹介と普及に大きく貢献した。作詞家なかにし礼の小説「長崎ぶらぶら節」の主人公のモデルとしても著名。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松尾サダ」の解説

松尾サダ まつお-サダ

1874-1933 大正-昭和時代前期の民謡歌手。
明治7年10月23日生まれ。長崎丸山の芸妓として活躍。郷土史家古賀十二郎の指導をうけて,民謡の発掘につとめた。長崎の代表的な民謡となっている「浜節」「ぶらぶら節」を昭和5年レコードにふきこみ,世にだした。なかにし礼の直木賞作品「長崎ぶらぶら節」の主人公のモデル。昭和8年12月30日死去。60歳。長崎県出身。芸名は愛八。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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