松尾吾策(読み)マツオ ゴサク

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「松尾吾策」の解説

松尾 吾策
マツオ ゴサク


肩書
元・岐阜市長

生年月日
明治36年1月6日

出身地
岐阜県岐阜市

学歴
明治大学専門部法科〔大正12年〕中退

経歴
内務省を経て、昭和7年岐阜県入り、一貫して土木畑を歩く。30年2月に岐阜市長に初当選以来、4期連続岐阜市長を務めた。父・国松も岐阜市長務めたため“親子市長”として知られ、コールタールを利用した簡易舗装考案横断歩道橋の導入など都市基盤整備に尽力党派を超えたヒューマニスト定評が高く、38年中国使節団に「日中不再戦」の書を託し、友好都市の杭州市に碑が建立された。

受賞
岐阜市名誉市民 藍綬褒章〔昭和42年〕 勲三等旭日中綬章〔昭和48年〕

没年月日
昭和63年6月16日

家族
父=松尾 国松(岐阜市長)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「松尾吾策」の解説

松尾 吾策
マツオ ゴサク

昭和期の政治家 元・岐阜市長。



生年
明治36(1903)年1月6日

没年
昭和63(1988)年6月16日

出身地
岐阜県岐阜市

学歴〔年〕
明治大学専門部法科〔大正12年〕中退

主な受賞名〔年〕
岐阜市名誉市民,藍綬褒章〔昭和42年〕,勲三等旭日中綬章〔昭和48年〕

経歴
内務省を経て、昭和7年岐阜県入り、一貫して土木畑を歩く。30年2月に岐阜市長に初当選以来、4期連続岐阜市長を務めた。父・国松も岐阜市長務めたため“親子市長”として知られ、コールタールを利用した簡易舗装の考案、横断歩道橋の導入など都市基盤整備に尽力。党派を超えたヒューマニストの定評が高く、38年中国使節団に「日中不再戦」の書を託し、友好都市の杭州市に碑が建立された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松尾吾策」の解説

松尾吾策 まつお-ごさく

1903-1988 昭和時代後期の政治家。
明治36年1月6日生まれ。松尾国松長男。大正14年内務省にはいる。昭和7年岐阜県土木課にうつり,25年岐阜市助役。30年同市長となり,4期つとめる。全国でめずらしいタールによる道路防塵(ぼうじん)舗装をおこない,「タール市長」の異名をとった。昭和63年6月16日死去。85歳。岐阜県出身。明大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android