松島丘陵(読み)まつしまきゅうりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「松島丘陵」の意味・わかりやすい解説

松島丘陵
まつしまきゅうりょう

宮城県中部,松島湾の北から西部に広がる環状丘陵の一つ。石巻市の北西にある旭山(174m)を北端とし,南西に延びて松島湾の北から西に広がり,利府-長町断層線で西の富谷丘陵と境される。平均標高 100mあまりで,新第三紀凝灰岩砂岩頁岩からなる。南東に傾斜して沈水し,リアス海岸の松島湾を形成,南東端に宮戸島がある。利府町ではナシの栽培が行なわれ,東松島市野蒜(のびる)では野蒜石を産出多賀城跡は丘陵南端にある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android