日本歴史地名大系 「多賀城跡」の解説
多賀城跡
たがじようあと
律令国家が東北地方にいくつか設置した古代城柵の中枢機関であるとともに、奈良・平安時代の陸奥国の国府でもあり、九世紀初頭に
多賀城に関連する史料の初見は「続日本紀」天平九年(七三七)四月一四日条であり、ここでは多賀柵の名で記載されている。創建年代については多賀城碑に神亀元年(七二四)とあるが、文献上では必ずしも明確ではない。しかし、八世紀初頭に陸奥国では
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報