松平信順(読み)まつだいら のぶのり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平信順」の解説

松平信順 まつだいら-のぶのり

1793-1844 江戸時代後期の大名
寛政5年6月7日生まれ。松平信明(のぶあきら)の子。文化14年三河(愛知県)吉田藩主松平(大河内)家4代となる。奏者番,寺社奉行,大坂城代,京都所司代をへて,天保(てんぽう)8年老中となる。天保15年3月10日死去。52歳。通称長次郎。伊豆守(いずのかみ)。著作に「野火止(のびどめ)紀行」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松平信順の言及

【吉田藩】より

…三河国(愛知県)吉田に藩庁を置いた譜代中小藩。1869年(明治2)版籍奉還の際,豊橋藩と改称。1601年(慶長6)松平(竹谷)家清,12年松平(深溝)忠利,32年(寛永9)水野忠清,42年水野忠善,45年(正保2)小笠原忠知,97年(元禄10)久世重之,1705年(宝永2)牧野成春,12年(正徳2)松平(大河内)信祝(のぶとき),29年(享保14)松平(本庄)資訓,49年(寛延2)松平(大河内)信復(のぶなお)と,近世中期まで大名の交替が相次ぎ,歴代には小笠原長重,久世重之,松平信祝,信明(のぶあきら),信順(のぶより),信古(のぶひさ)と幕府の要職についたものが多い。…

※「松平信順」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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