松浦斌(読み)まつうら さかる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松浦斌」の解説

松浦斌 まつうら-さかる

1851-1890 明治時代の神職,公共事業家。
嘉永4年8月22日生まれ。16歳で郷里隠岐(おき)(島根県)焼火権現(たくひごんげん)の別当をつぎ,神仏分離令で還俗し神職となる。隠岐島・本土間の定期航路開設につくし,明治18年就航にこぎつけ共同経営にあたる。焼火山森林はすべてその損金補填(ほてん)にあてられたという。明治23年1月17日死去。40歳。幼名は保丸。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android