松行村(読み)まつゆきむら

日本歴史地名大系 「松行村」の解説

松行村
まつゆきむら

[現在地名]豊後高田市松行

築地ついじ村の東、都甲とごう川と支流長岩屋ながいわや川との合流点付近の右岸山麓に位置する。正和四年(一三一五)一〇月二四日の鎮西御教書案(都甲文書)に松行名とみえる(→都甲庄。参宮帳写(後藤作四郎文書)には「都甲之庄松幸之村」とあり、天正一八年(一五九〇)九月一一日同村の吉弘賀右兵衛尉・都甲九郎左衛門・諸田三郎右衛門らが伊勢神宮を参詣している。江戸時代の領主変遷高田たかだ村に同じ。小倉藩元和人畜改帳によれば高三二五石余、家数九六(うち百姓三二・金宗院一、隠居・名子・牛や・庭や六三)・人数一七九(うち百姓三二・名子六)、牛二九・馬九。正保郷帳では都甲庄に属し、田方一二七石余・畑方一一三石余、半分日損所で茅山・柴山新田がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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