松野一夫(読み)マツノ カズオ

20世紀日本人名事典 「松野一夫」の解説

松野 一夫
マツノ カズオ

大正・昭和期の挿絵画家,洋画家



生年
明治28(1895)年10月1日

没年
昭和48(1973)年7月17日

出生地
福岡県

経歴
大正半ばから「新青年」の表紙を担当。昭和6〜7年渡仏し絵画を学ぶ。帰国後は探偵小説ユーモア小説のさし絵を担当するほか、女性雑誌のファッションページや総合美術誌の企画編集なども手がけた。黄色や赤の鮮やかな原色飛行船幾何学模様、デフォルメした男女をあしらった斬新なデザインなどに特徴がある。特に谷譲次のメリケンものの挿画絶賛を博し、ほかに小栗虫太郎黒死館殺人事件」の挿画などが代表作

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松野一夫」の解説

松野一夫 まつの-かずお

1895-1973 大正-昭和時代の挿絵画家。
明治28年10月1日生まれ。安田稔にまなぶ。大正11年から「新青年」の表紙を担当。谷譲次(林不忘)「テキサス無宿」,小栗虫太郎「黒死館殺人事件」の挿絵が代表作。昭和48年7月17日死去。77歳。福岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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