松門(読み)しょうもん

精選版 日本国語大辞典 「松門」の意味・読み・例文・類語

しょう‐もん【松門】

〘名〙
① 松の木が自然に門の形となるように生い育ったもの。また、松の木のある門。
文華秀麗集(818)中・奉和傷野女侍中〈桑原腹赤〉「古来蒿里為誰邑、今日松門閉鬼埏
太平記(14C後)三九「一日片時も過ぎ難しと、御心を傷(いたま)しめ給ひし松門茅屋あり」 〔張祜‐題重居寺詩〕

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デジタル大辞泉 「松門」の意味・読み・例文・類語

しょう‐もん【松門】

吉田松陰の門下。
松が自然に門の形をしているもの。また、松の木のある門。
「―独り閉ぢて、年月を送り」〈謡・景清

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普及版 字通 「松門」の読み・字形・画数・意味

【松門】しようもん

松が門となっている家。清・黄来〔秋日雨晴、張星文の草草堂を過(よぎ)る〕詩 門、深く 竹徑、香靜かなり

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