松食虫(読み)マツクイムシ

デジタル大辞泉 「松食虫」の意味・読み・例文・類語

まつくい‐むし〔まつくひ‐〕【松食虫/松×喰虫】

松の樹皮と材部の間を食い進むなどして枯死させる害虫キクイムシゾウムシ類をさすことが多いが、マツノザイセンチュウによる被害が大きい。松の葉を食い荒らす松毛虫などをいうこともある。

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精選版 日本国語大辞典 「松食虫」の意味・読み・例文・類語

まつくい‐むしまつくひ‥【松食虫】

  1. 〘 名詞 〙 マツの樹皮や材部などを食害する昆虫総称。マツノキクイムシ・マツキボシゾウムシなど種類が多い。一般には甲虫をさすが、マツケムシなどガの幼虫をも含めていうこともある。駆除には、被害木の切倒し、皮はぎのほか、冬、幹に藁(わら)などを巻いて幼虫を集め、藁ごと焼いたりする。
    1. [初出の実例]「杉食い虫や松食い虫について警告するのを聞くたびに」(出典:第4ブラリひょうたん(1954)〈高田保〉税夢)

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