板甫牡蠣(読み)イタボガキ

デジタル大辞泉 「板甫牡蠣」の意味・読み・例文・類語

いたぼ‐がき【板×甫牡蠣】

イタボガキ科の二枚貝カキ一種で、本州以南の内海にみられ、岩礁に付着貝殻円形に近く、直径約10センチで平たい。殻表は薄い殻片が檜皮ひわだ状に重なる。卵胎生食用 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「板甫牡蠣」の意味・読み・例文・類語

いたぼ‐がき【板甫牡蠣】

〘名〙 イタボガキ科の二枚貝。房総半島以南の内湾の岩礫に付着したり、海底に転がった形で生活する。殻長約一五センチメートル。殻は平たく、やや円形。表面灰褐色で、細かい放射肋(ろく)と檜皮状の成長脈があり、内面は白い。卵胎生で産卵期は六~九月。殻は貝灰原料になる。肉は美味。《季・冬》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「板甫牡蠣」の解説

板甫牡蠣 (イタボガキ)

学名Ostrea denselamellosa
動物。イタボガキ科の二枚貝

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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