日本歴史地名大系 「林乗村」の解説
林乗村
りんじようむら
太閤検地の石高は九四石七斗九升、耕地面積の比率は田六四パーセント、畑三六パーセントであったが、寛文検地で石高が一・七倍に増え、田四〇パーセント、畑六〇パーセントとなっている。「墅截」による村柄は「中ノ上」、耕地は田が「中ノ下」、畑は「下」、水掛りは「吉」とある。鬮持制実施期の本百姓一人前の耕地は、田四反九畝二〇歩、畑六反一畝一〇歩であり、百姓数一三人のうち本百姓一一人、半百姓二人に分れている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報