柏堀之内新田(読み)かしわほりのうちしんでん

日本歴史地名大系 「柏堀之内新田」の解説

柏堀之内新田
かしわほりのうちしんでん

[現在地名]柏市柏堀之内新田・柏下かしわしたなど

柏村うちの堀之内が中心となって開いたと思われる新田で、柏中村新田と同様手賀てが沼の開発で成立した新田は印旛いんば郡に属し、小金こがね牧の原地を開発した新田は葛飾かつしか郡に属していた。印旛郡に属した沼新田は大堀おおほり川河口の手賀沼北西岸に位置し、同川右岸の地は柏村、左岸の地は根戸ねど村にそれぞれ接していた。一方、葛飾郡に属した原新田本村西方、現在の豊四季台とよしきだい辺りからあさひ町にかけて所在したと思われる(年欠「小金上野高田台両牧大凡図」鏑木家蔵)。明治四年(一八七一)の手賀沼縁四拾四ヶ村取調書(山崎家文書)によると、沼新田は安永五年(一七七六)に高四石余・反別一町五反余で高入れされ、寛政六年(一七九四)には高五石余・反別二町余が加えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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