デジタル大辞泉
「染木」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
そめ‐き【染木】
〘名〙
① そこから
染料をとるための木、または草。染料になる草木。藍
(あい)・茜
(あかね)・
蘇芳(すおう)などの類。
染草(そめくさ)。
※
古事記(712)上・
歌謡「
山県に 蒔きし
藍蓼(あたて)舂
(つ)き 曾米紀
(ソメキ)が 汁に
染衣(しめころも)を まつぶさに 取り装ひ」
②
五色に彩色した三〇センチメートルぐらいの木。昔、東北地方で男が恋する女の家の門に立て、同意した女はこれを家へ取り入れるという
風習があった。
錦木(にしきぎ)。
※光悦本謡曲・錦木(1430頃)「涙も色に出ける
かや。恋のそめ木共、此錦木をよみしなり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報