染渡る(読み)シミワタル

デジタル大辞泉 「染渡る」の意味・読み・例文・類語

しみ‐わた・る【染(み)渡る/×沁み渡る】

[動ラ五(四)]隅々までしみとおる。まんべんなくしみる。「酒が五臓六腑ごぞうろっぷに―・る」
[類語]染みる滲む浸透染み入る染み込む染み透る染み出す染み出る

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精選版 日本国語大辞典 「染渡る」の意味・読み・例文・類語

しみ‐わた・る【染渡・沁渡】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 すみずみまで浸透する。すっかりしみてしまう。しみこむ。
    1. [初出の実例]「これぞじんべんきどくのさけなれば、五ざう六ぷにしみわたり」(出典:御伽草子・酒呑童子(室町末))
    2. 「折にふれて感動身にしみわたり」(出典:俳諧・猿蓑(1691)四)

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