滲む(読み)ニジム

デジタル大辞泉 「滲む」の意味・読み・例文・類語

にじ・む【×滲む】

[動マ五(四)]
液体が物にしみて広がる。「包帯に血が―・む」「紙の文字が―・む」
液体がうっすらと出てくる。「目に涙が―・む」
みる[用法]
[類語]染みる浸透滲出染み入る染み込む染み透る染み渡る染み出す染み出る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「滲む」の意味・読み・例文・類語

にじ・む【滲】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 液体がしみてひろがる。文字や図柄などの輪郭がぼやけてひろがる。また、色が溶けて散りひろがる。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「涙を落す冊子(ほん)の上、文字も鈍染(ニジミ)てかすむらん」(出典人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)初)
  3. 液体が内から表面にわき出る。しみでる。
    1. [初出の実例]「ちっとも血がにしめば其人が死するぞ」(出典:史記抄(1477)一二)

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