デジタル大辞泉 「染込む」の意味・読み・例文・類語 しみ‐こ・む【染(み)込む/×沁み込む】 [動マ五(四)]1 液体や気体、色などが物の中まで徐々に深くしみる。「味が―・むまで煮る」「においが―・む」2 心の奥底まで深く入り込み、消し去ることができなくなる。「不信感が―・んでいる」「―・んだ習慣」[類語]染みる・滲む・浸透・染み入る・染み透る・染み渡る・染み出す・染み出る 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「染込む」の意味・読み・例文・類語 しみ‐こ・む【染込・沁込】 〘 自動詞 マ行五(四) 〙① 液体、匂い、色素などがゆっくりと物の中に深く浸透する。中に深くしみる。しみいる。[初出の実例]「黒木など取扱はせては、肌理(きめ)にしみこみ」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)三)② ( 比喩的に ) 人々の間や心の中などに次第に深くゆきわたる。しみいる。[初出の実例]「まつといひしのぶといはん行すゑのつらき涙もけふよりぞしると、いつのまにかはしみこむほどに」(出典:仮名草子・都風俗鑑(1681)四)「此風俗は〈略〉普ねく日本全国の民間に染込みて」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例