日本歴史地名大系 「柴怒田村」の解説 柴怒田村しばんたむら 静岡県:御殿場市柴怒田村[現在地名]御殿場市柴怒田・神場(じんば)六日市場(むいかいちば)村の西、富士山東麓の火山灰が堆積する傾斜地の末端に位置し、北は上小林(かみこばやし)村。甲州道が南東から北西へ走り、地内で北久原(ほつくばら)村・御殿場村経由で矢倉沢(やぐらさわ)往還へ通じる道を分岐していた。集落は上小林村を挟み南の本村と北の小返山(こばねやま)の二つに分れていたが、宝永四年(一七〇七)の富士山噴火による砂降り被害で、神場村の野地という場所に移って集落(枝郷)を形成した村人もいて、最終的には三集落となった。慶長一九年(一六一四)の年貢割付帳(柴怒田区有文書)には「柴之田」とみえ、高三三石余(うち田四斗余・畠三一石余・屋敷一石余)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報