日本歴史地名大系 「柴田新田村」の解説 柴田新田村しばたしんでんむら 愛知県:名古屋市南区柴田新田村[現在地名]南区柴田町・元柴田東(もとしばたひがし)町・元柴田西(もとしばたにし)町・白水(はくすい)町・柴田本(しばたほん)通、東海市名和(なわ)町 名和前新田(なわさきしんでん)・南柴田(みなみしばた)町現南区の南西部に位置する新田。天白(てんぱく)川を挟み北が北柴田新田で約二三町、南が南柴田新田(現東海市)で約一九町と二新田からなる。田が二四町七反三畝余、畑が一七町一反六畝余。宝暦六年(一七五六)名古屋の納屋(なや)町(現中村区)柴田屋新兵衛の町人請負新田で当初柴田屋(しばたや)新田と称したが、天明五年(一七八五)高成の際、柴田新田と改めた(徇行記)。現在の白水町に北柴田の樋門が残されている。当初は北柴田新田から天白川の底を通して南柴田新田へ用水を送っていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報