栗野岳温泉(読み)くりのだけおんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「栗野岳温泉」の意味・わかりやすい解説

栗野岳温泉
くりのだけおんせん

鹿児島県北東部,湧水町にある温泉。霧島山西端に位置する栗野岳中腹に湧き,南薩摩を一望する風光にも恵まれる。泉質硫黄泉。ラジウム含有量の多さで知られる。泉温は 58~75℃。 200年ほど前から湯治場としてにぎわい,西郷隆盛も3ヵ月ほど滞在している。切り傷リウマチ,胃腸病,神経痛などに特効があるといわれる。天然の蒸し風呂が名物になっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 四季

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android