株を守る(読み)クイゼヲマモル

デジタル大辞泉 「株を守る」の意味・読み・例文・類語

くいぜまも・る

《切り株にぶつかって死んだうさぎを手にいれた農夫が、その後は働くことをやめ、またうさぎを得ようと切り株を見張って暮らしたという「韓非子五蠹故事から》昔通りの習慣にこだわって、融通のきかないことのたとえ。くいを守る。

かぶまも・る

くいぜを守る」に同じ。

くいまも・る

くいぜを守る」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「株を守る」の意味・読み・例文・類語

くいぜ【株】 を 守(まも)

  1. ( 中国の宋で、木の切り株に当たって死んだうさぎを得た農夫が、また、うさぎを得ようとして、農耕をやめて株を見張って暮らしたという「韓非子‐五蠧篇」の故事から ) 意味のない古いことを後生大事に守る。旧習にこだわって、臨機応変に処する方法を知らないことのたとえ。くいを守る。
    1. [初出の実例]「くひぜをまもる嘲(あざけ)りあらむことをしらで」(出典奥義抄(1135‐44頃)序)

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