ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「株小作」の意味・わかりやすい解説 株小作かぶこさく 江戸時代以降,農地改革 (1947) 以前,おもに山間地農業地帯にみられた小作関係で,1戸分の生計を営むに足りる最低限の田畑,山林,家屋,夫食 (ふじき) などを一括して,定額の小作料で賃貸借するものをいう。地方により一戸前小作,軒前卸 (のきまえおろし) などの呼称もある。一般に,地主に対する身分的隷属性が強く,小作人は地主に対して一定の物納小作料を支払うほかに,地主直営地の耕作など各種の追加的労働地代の提供をも行なった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by