新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂万光」の解説 桂 万光(2代目)カツラ マンコウ 職業落語家 本名上村 亀之助 別名前名=桂 都治 生年月日天保12年 出生地大坂・安堂寺町(大阪府) 経歴刀屋・堀江屋与助の二男。明治維新時の刀屋の廃業に伴い、北の新地で九八の名で幇間をしていたが、明治9年36歳で落語家に転じ桂文都に入門、桂都治を名乗る。のち2代目桂文枝門下となって2代目桂万光を襲名。派手な人気こそなかったが、巧みな話術で通の客を堪能させた。幇間の経験を生かした「死人茶屋」「桜の宮」「背虫の住吉詣」などを得意とし、桂派第二流の重鎮として活躍。38年4月6日法善寺の金沢亭と新町の瓢亭で「一休」を演じたのが最後の高座となった。 没年月日明治38年 4月21日 (1905年) 桂 万光(3代目)カツラ マンコウ 職業落語家 本名伊豆 徳松 別名前名=桂 雀之助 生年月日明治7年 経歴初代桂枝雀の門人となり雀之助を名乗る。明治45年5月3代目万光を襲名。同年寿々女会結成時には師枝雀と行動をともにする。旧桂派の中堅として活躍するが、のち浪花三友派に移った。ネタが豊富で何でもそつなくこなす器用型で「背虫茶屋」や「一休」を得意とし、余興の顔芸や四ッ竹も巧妙だった。 没年月日大正6年 11月22日 (1917年) 家族弟=桂 小文枝(2代目) 出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報 Sponserd by