桑科(読み)くわか

精選版 日本国語大辞典 「桑科」の意味・読み・例文・類語

くわ‐かくはクヮ【桑科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。五三属約一四〇〇種あり、世界の熱帯、亜熱帯に広く、一部温帯にも分布する。高木または低木で、托葉があり乳液を含む。花は普通総状花序をなす。単性。花弁は四枚、時に合着して四裂する。雄花では花弁と対生して雄蕊が着く。雌花では二心皮からなる子房は上位。半下位または下位で一室。一個の卵子がある。果実は痩(そう)果または石果様。この仲間は製紙、生ゴム採集など、用途が多い。クワは葉を蚕の飼料にするため、また、コウゾカジノキは製紙原料として、インドゴムノキは観葉植物としてそれぞれ栽培する。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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