梅醤(読み)ウメビシオ

デジタル大辞泉 「梅醤」の意味・読み・例文・類語

うめ‐びしお〔‐びしほ〕【梅×醤】

梅干しの肉を煮て裏ごしし、砂糖を加えてとろ火で練りあげたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「梅醤」の意味・読み・例文・類語

うめ‐びしお‥びしほ【梅醤】

  1. 〘 名詞 〙 梅干塩味を抜いて柔らかく煮、砂糖を加えて練りあげたもの。
    1. [初出の実例]「名にめてて数寄者に送る梅ひしほ壺の口切まいるへらなり」(出典:狂歌・銀葉夷歌集(1679)雑下)
    2. [その他の文献]〔料理早指南(1801‐04)〕

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「梅醤」の解説

うめびしお【梅醤】

梅干しを煮て裏ごしし、砂糖を加えて弱火で練り上げた食品。そのまま食べるほか調味料として酢の物和え物などに用いる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の梅醤の言及

【梅干し】より

… 梅干しは,クエン酸,リンゴ酸などを約4%含み,食欲増進,整腸などの効果がある。そのまま食べるほか,果肉を裏ごしにして梅が香(か),梅じょうゆ,梅びしおなどにし,また菓子にも用いる。梅が香は《合類日用料理指南抄》(1689)その他にも見られる料理で,梅肉を裏ごしして鰹節と合わせ,少量のしょうゆと酒で味をととのえる。…

※「梅醤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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