梨の礫(読み)ナシノツブテ

精選版 日本国語大辞典 「梨の礫」の意味・読み・例文・類語

なし【梨】 の 礫(つぶて)

  1. 音沙汰のないこと。音信のないこと。投げた礫(つぶて)はかえらないところから、「梨」を「無し」にかけて語呂を合わせていう。「なしの礫もない」の形で、意味をさらに強めていう。
    1. [初出の実例]「便々だらりと待ってゐるに、今日まで梨(ナシ)の礫(ツブテ)もないワ」(出典歌舞伎・東山殿劇場段幕(1818)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む