デジタル大辞泉 「梨の礫」の意味・読み・例文・類語 梨なしの礫つぶて 投げられた礫のように、便りをやったのに返事のないこと。「梨」は「無し」に掛けたもの。「いくら使いをやっても梨の礫だ」[類語]無沙汰・無音ぶいん・久闊きゅうかつ・音信不通 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「梨の礫」の意味・読み・例文・類語 なし【梨】 の 礫(つぶて) 音沙汰のないこと。音信のないこと。投げた礫(つぶて)はかえらないところから、「梨」を「無し」にかけて語呂を合わせていう。「なしの礫もない」の形で、意味をさらに強めていう。[初出の実例]「便々だらりと待ってゐるに、今日まで梨(ナシ)の礫(ツブテ)もないワ」(出典:歌舞伎・東山殿劇場段幕(1818)序幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例