久闊(読み)キュウカツ

デジタル大辞泉 「久闊」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐かつ〔キウクワツ〕【久×闊】

久しく会わないこと。また、便りをしないこと。無沙汰ぶさた。「久闊をわびる」
[類語]無沙汰無音ぶいん梨のつぶて音信不通

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「久闊」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐かつ キウクヮツ【久闊】

〘名〙 長いこと人と会わなかったり、たよりをしなかったりすること。無沙汰(ぶさた)
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)三「久闊(キフクヮツ)は前にあり。久くとをざかっての心也」
異端者の悲しみ(1917)〈谷崎潤一郎〉三「単に久闊を詫びるばかりでなく」 〔劉長卿‐送姨子第往南郊詩〕

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普及版 字通 「久闊」の読み・字形・画数・意味

【久闊】きゆうかつ(きうくわつ)

久しくあわない。ぶさた。〔晋書、楽広伝〕嘗(かつ)て親客り。久闊にして復(ま)た來らず。廣、其のを問ふ。答へて曰く、に坐に在り。賜酒り、~杯中に蛇るを見たりと。

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