梶屋敷村
かじやしきむら
[現在地名]糸魚川市梶屋敷
早川河口左岸に位置する。西は田伏村、南は田屋村、対岸は中宿村。北陸道沿いの集落である。中世末は、田屋村・田伏村とともに、南方の金山(一九六・七メートル)にある金山城の城下町を形成していたとみられ、地名も鍛冶屋敷から転化したとされる。寛永七年(一六三〇)のものとみられる午年年貢皆済状には「田屋村之内 鍛治屋敷村」とあり、租率六ツ八分、ほかに現物納として大豆二石二斗余・油荏二斗余・胡麻五升余がある(糸魚川市史)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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