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棒手振り(読み)ボウテフリ

デジタル大辞泉 「棒手振り」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐てふり【棒手振り】

ぼてふり」に同じ。
「出替り時までは、わづかの―なりとも致されよ」〈浮・二十不孝・五〉

ぼてい‐ふり【手振り】

ぼてふり」に同じ。
「松の内もも立ちで来る―」〈柳多留・一〇〉

ぼて‐ふり【棒手振り】

《「ぼうてふり」の音変化》魚・青物などを、てんびん棒でかついで売り歩くこと。また、その人。棒商い。振り売り。ぼていふり。

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精選版 日本国語大辞典 「棒手振り」の意味・読み・例文・類語

ぼうて‐ふり【棒手振】

  1. 〘 名詞 〙 魚、青物などを天秤棒(てんびんぼう)でかついで、振売りすること。また、その商人。ふりうり。ぼてふり。
    1. [初出の実例]「七歩のうちにたつ鰯雲〈一鉄〉 棒手ふりそのままそこに卒中風〈一朝〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)下)

ぼてい‐ふり【棒手振】

  1. 〘 名詞 〙 「ぼてふり(棒手振)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「彌五介とてほていふり、つねに芝肴うりて世をわたる」(出典:咄本・枝珊瑚珠(1690)二)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「棒手振り」の意味・わかりやすい解説

棒手振り
ぼてふり

商品を天秤棒(てんびんぼう)で担いだりして売り歩くこと。また、その商人をいう。近距離・小規模の行商である。

[編集部]

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