森山町(読み)もりやまちよう

日本歴史地名大系 「森山町」の解説

森山町
もりやまちよう

面積:二三・二六平方キロ

北高来郡の南東部、諫早いさはや市の東に位置する。島原半島付根にあたり、東は南高来郡愛野あいの町と接し、南部はたちばな湾、北は有明海(諫早湾)に臨む。県下最大の穀倉地帯である諫早平野の南東部に位置し、町域の八割余が平野部となっている。北部は干拓平野が広がり、南部は起伏のある低山地が続き、西部から南部にかけて蓮華石れんげいし(二八〇・三メートル)獅子喰ししくら(二三七メートル)ほしヶ原(標高二二九メートル)などがある。西に仁反田にたんだ川、東に有明川などが流れるほか、杉谷すぎたに溜池白塔しらとう溜池などがある。島原鉄道線と国道五七号・同二五一号があり、西部を県道大里おおさと―森山―肥前長田ひぜんながた停車場線が通る。


森山町
もりやままち

[現在地名]金沢市森山一―二丁目

高道たかみち町の北、やまうえ町の西に位置。もとは山ノ上新町と巷称されていた。「改作所旧記」元禄一二年(一六九九)の記事に「山上新町」がみえる。「年代摘要」によれば享保一五年(一七三〇)の「山上新町」の家数一一七で、すべて頭振であった。享保町絵図や文化八年(一八一一)の金沢町絵図名帳では山ノ上町の西側に接する郡地の部分に町名が確認される。なお同町は文政四年(一八二一)山ノ上町に編入された山上村領新町の一部で東西山上とうざいやまのうえ(国事雑抄)と称された地域に該当すると考えられる。東西山上町は文政六年森山町と改称された(「又新斎目禄」加賀藩史料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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