森山神社(読み)もりやまじんじや

日本歴史地名大系 「森山神社」の解説

森山神社
もりやまじんじや

[現在地名]葉山町一色

海に近いさんおかの小高い場所に鎮座祭神は櫛稲田姫命、神体は束帯の坐像。旧村社。往古大峰山(三ヶ岡山)山上にあったと伝え、守山もりやま明神佐賀岡さがおか明神・世計よばかり明神ともよばれた。

由緒はつまびらかでないが、天平勝宝年間(七四九―七五七)、良弁の勧進と伝える。天正一九年(一五九一)「葉山郷之内 参石」の朱印状(相中留恩記略)を得る。世計神事は「和漢三才図会」に「毎年十一月十五日醸酒 翌年正月十五日供明神 試其酒善悪 計歳豊凶」と説明される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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