日本歴史地名大系 「森戸神社」の解説 森戸神社もりとじんじや 神奈川県:三浦郡葉山町堀内村森戸神社[現在地名]葉山町堀内森戸川河口、森戸崎にある。祭神は大山祇命、旧村社。縁起によれば、源頼朝が治承四年(一一八〇)九月八日、三島明神を山王権現の社地に勧請し、森戸大明神としたと伝える。天正一九年(一五九一)「葉山之郷内 七石」の朱印状を得た(相中留恩記略)。葉山郷の総鎮守。慶長二年(一五九七)の本殿の棟札、同九年の拝殿の棟札を有する。例祭は勧請の日といわれる九月八日。神宝に小坪(こつぼ)村(現逗子市)の漁民が網にかけたといわれる翁面などがある。森戸は杜戸とも記し、鎌倉時代には霊所・遊興の地であり、「吾妻鏡」にも度々その名を現す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by