椎の実(読み)シイノミ

デジタル大辞泉 「椎の実」の意味・読み・例文・類語

しい‐の‐み〔しひ‐〕【椎の実】

果実どんぐり形で、食用 秋》「膝ついて―拾ふ子守かな/虚子
椎の実筆」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「椎の実」の意味・読み・例文・類語

しい【椎】 の 実(み)

  1. 椎の果実。どんぐりに似た形で食べられる。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「椎の実は曾我兄弟の泪也」(出典:俳諧・武玉川(1750‐76)六)
  2. 男児陰茎異称。転じて、幼児、または、まだ一人前でない男子
    1. [初出の実例]「しいのみで柳を絵がく雪の中」(出典:雑俳・柳多留‐一三〇(1834))
  3. しいのみふで(椎実筆)」の略。

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