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団栗/橡 ドングリ

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デジタル大辞泉の解説

どん‐ぐり【×栗/×橡】

クヌギカシワコナラカシなどのブナ科植物の実。球形や卵形で堅く、下方を殻斗(かくと)が包む。 秋》「―の寝ん寝んころりころりかな/一茶

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世界大百科事典 第2版の解説

どんぐり【団栗 acorn】

ブナ科,とくにコナラ属(クヌギカシ類など)植物の果実の総称で,樹上にあるときは基部は殻斗に包まれている。果皮は堅く,つやがあるか,毛におおわれる。断面は丸く,先端部には花のときの構造,すなわち3本の花柱と6枚の花被が硬化して残存している。底部には,丸い大きな付着点がある。殻斗は果実の基部の1/3~1/2を包んでいて,完熟した果実は落下時または後に殻斗と離れる。殻斗の表面の模様は種類の特徴をよくあらわしていて,大きく分けると鱗片が配列するもの(コナラ属コナラ亜属やマテバシイ)と,同心円状の輪があるもの(コナラアカガシ亜属)とがある。

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大辞林 第三版の解説

どんぐり【団栗】

カシ類・コナラ・クヌギなどのブナ科ナラ属の果実の俗称。楕円形または卵円形の堅果で、その下部が椀形または皿形の殻斗で包まれる。クヌギの実をいうことが多い。 [季] 秋。
[句項目]

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世界大百科事典内の団栗/橡の言及

【アベマキ】より

…雌花は新枝の上部の葉腋(ようえき)に1~2個つく。果実はどんぐりで,開花翌年の秋に成熟し,長く反り返った鱗片を持つ殻斗に下部が包まれる。クヌギに比べ,どんぐりは縦長で,殻斗の鱗片がよく発達している。…

【ウバメガシ】より

…雌花は新枝の上部の葉腋(ようえき)から出た短い枝上に1~2個つく。雌花は小さいまま冬を越し,翌年の秋に成熟してどんぐりとなる。殻斗には鱗片がある。…

【オーク】より

…ふつうはコナラ亜属Subgen.Quercusとアカガシ亜属Subgen.Cyclobalanopsisに二大別されるが,それぞれが独立の属と考えられる場合もある。両者のおもな違いを述べると,コナラ亜属の樹種は北半球の温帯を中心に分布し,多くは落葉樹で,果実の殻斗(種子,いわゆるどんぐりの基部を包んでいる椀状の総苞)の表面がうろこ状であるのに対し,アカガシ亜属の樹種はおもにアジアの熱帯から暖温帯に分布し,すべて常緑で,殻斗の表面は輪層状をなしている。これは前者に属する日本のナラ類(ミズナラ,コナラカシワなど)と後者のカシ類(アカガシ,シラカシ,アラカシなど)を比較すると容易に理解できる。…

【カシ(樫)】より

…雌花は新枝の上部の葉腋(ようえき)につき,3本のめしべをもつ。果実はどんぐりで,基部は輪層紋をもつ殻斗に包まれる。 シラカシQ.myrsinaefolia Bl.(イラスト)は枝が細く,緑褐色でつやがある。…

【カシワ(柏)】より

…雄花は6~8本のおしべを花被が包んでおり,雌花は3本のめしべを鱗片状の花被が包む。果実はどんぐりで,長くて反り返った鱗片が密生する殻斗に包まれる。北海道,本州,四国,九州,南千島,沿海州,中国,朝鮮,台湾に分布する。…

【コナラ】より

…毛の生えた鱗片状の苞や花被の間から3本の花柱が見える。どんぐりは細長く,その年の秋に熟す。殻斗(かくと)は細かい鱗片におおわれる。…

【植物】より

…そして第3は農業生産に余裕ができ,それゆえ,有用植物以外の植物つまり観賞用の植物の開発が行われるようになった段階である。 J.J.ルソーは《人間不平等起源論》で〈人間はオークの下でどんぐりを腹いっぱい食べ,食物を提供してくれたその同じ木の下を自分のねぐらとしていた。しかし小麦の出現とともに人類は堕落した〉と述べて原始生活を賛美したが,逆にボルテールは〈小麦を知ってしまっているわれわれを,再びどんぐりの時代へと連れもどすな〉ということわざを使って,時代に逆行する試みをいましめた(《哲学辞典》〈小麦〉の項)。…

【農事暦】より

…農民の採草畑は少なく,家畜の冬季飼料用の干し草を十分に準備することができなかったため,必要最小限の家畜を残して屠殺した。この月,農民は豚をオークの森に追い込み,そのどんぐりで肥育した。穀物の生産性がきわめて低い北ヨーロッパでは,どんぐりで肥育できる豚は貴重な食料で,塩漬にして冬の食料として貯蔵した。…

※「団栗/橡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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