20世紀日本人名事典 「楠瓊州」の解説 楠 瓊州クスノキ ケイシュウ 大正・昭和期の文人画家 生年明治25(1892)年 没年昭和31(1956)年 出生地広島・尾道 経歴15歳の時、田能村直入門下の服部五老の内弟子となり、絵を描きつづけたが極貧のうちに生涯を過ごした。画技を鉄斎、生き方を良寛に学んだと言われ、初期は山水画、のち静物画、晩年は色彩豊かな風景画を展開。その後真価が認められ、ファンにより「楠瓊州記念碑建立委員会」ができ、各地で展覧会が開かれた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「楠瓊州」の解説 楠瓊州 くすのき-けいしゅう 1892-1956 大正-昭和時代の日本画家。明治25年2月生まれ。田能村直入門下の服部五老,江上瓊山(けいざん)に文人画をまなぶ。昭和13年から書家の内山雨海の三昧会に参加。富岡鉄斎や浦上玉堂を研究。油絵の技法などもとりいれた。画壇には属さなかった。昭和31年3月24日死去。64歳。広島県出身。本名は善二郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例