業所(読み)ナリドコロ

デジタル大辞泉 「業所」の意味・読み・例文・類語

なり‐どころ【業所】

生産をする田地と、そこに設けた家。田地と邸宅
逆流を塞ぎて―を全くせよ」〈仁徳紀〉
別邸別荘
飛鳥皇女の―にいでます」〈持統紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「業所」の意味・読み・例文・類語

なり‐ところ【業所】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なりどころ」とも )
  2. 生産のための田地と、そこに設けた家。田地と邸宅。田宅(でんたく)
    1. [初出の実例]「故、群臣、共に視て横源(よこしまのうなかみ)を決(さく)りて海に通(かよは)せて逆流(さかふるこみ)を塞ぎて田宅(ナリトコロ)を全す」(出典日本書紀(720)仁徳一一年四月(前田本訓))
  3. 別宅。別荘。
    1. [初出の実例]「近江の国の高嶋郡の三尾の別業(ナリトコロ)(〈別訓〉たいほ・くりい所)より、使を遣して」(出典:日本書紀(720)継体即位前(前田本訓))

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