榊原始更(読み)サカキバラ シコウ

20世紀日本人名事典 「榊原始更」の解説

榊原 始更
サカキバラ シコウ

大正・昭和期の日本画家



生年
明治28(1895)年4月30日

没年
昭和44(1969)年10月2日

出生地
京都市中京区新町四条上ル洲浜鉾町

本名
榊原 捨三

学歴〔年〕
京都市立絵画専門学校〔大正5年〕卒,京都市立絵画専門学校研究科〔大正7年〕修了

経歴
父は染色家。大正7年国画創作協会展に初入選、15年第5回展で会員となるが、昭和3年同会日本画部解散後、同志と新樹社を結成。これも第2回展開催後に解散となったため、以後は無所属で活動した。はじめは西欧絵画への憧憬から出発した新しい日本画の創造に専念したが、晩年水墨画に新しい境地を示した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「榊原始更」の解説

榊原始更 さかきばら-しこう

1895-1969 大正-昭和時代の日本画家。
明治28年4月30日生まれ。榊原紫峰(しほう)の弟。大正7年国画創作協会展で「風景」が初入選。昭和3年新樹社結成に参加。洋画風の写実から,装飾的な琳派風の作風に転じた。昭和44年10月2日死去。74歳。京都出身。京都市立絵画専門学校(現京都市立芸大)卒。本名は捨三。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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