榎本多津(読み)えのもと たつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「榎本多津」の解説

榎本多津 えのもと-たつ

1852-1893 幕末-明治時代,榎本武揚(たけあき)の妻。
嘉永(かえい)5年生まれ。林洞海の娘。慶応3年16歳で結婚和漢の書に通じ詩歌をよくした。絵草紙「明治烈婦伝」には公使としてロシアに駐在する夫に思いをよせる多津がえがかれている。名流夫人として知られた。明治26年8月死去。42歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android