精選版 日本国語大辞典 「槃特が愚痴も文殊の知恵」の意味・読み・例文・類語 はんどく【槃特】 が 愚痴(ぐち)も文殊(もんじゅ)の知恵(ちえ) 仏の前には知者も愚者も同じで、愚者も修行すれば知者と同じように悟りを得るということ。槃特も文殊も釈迦の弟子で、前者は愚者の、後者は知者の代表とされる。[初出の実例]「提婆が悪も観音の慈悲、槃特が愚痴も文殊の智慧、悪といふも善なり、煩悩といふも菩提なり」(出典:謡曲・卒都婆小町(1384頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例