槻屋村(読み)つきのやむら

日本歴史地名大系 「槻屋村」の解説

槻屋村
つきのやむら

[現在地名]木次町湯村ゆむら

湯村平田ひらた村の間を流れるつき川の上流中流に位置し、東は北原きたはら村、南は平田村。文永八年(一二七一)一一月日の杵築大社三月会相撲舞頭役結番帳写(出雲国造系譜考)の二番に「槻矢村 参段」とみえる。正保国絵図には槻屋村内芦原あしはら村とみえる。元禄十年出雲国郷帳では高二四二石余、寛文四年(一六六四)の本田高二三七石余・新田高九斗余。「雲陽大数録」では高二三〇石。明治八年(一八七五)湯村に合併。槻の屋神楽には原出雲神楽を知る重要な手掛りがあるとされ、県指定無形民俗文化財。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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