化学辞典 第2版 「標準海水」の解説
標準海水
ヒョウジュンカイスイ
standard sea water
海水の塩素量測定の基準とされる海水をいう.塩分量は35 ‰(パーミル)で,1/1000 ‰ まで正確に求められている.国際海洋学会の決定にもとづき,20世紀のはじめからM. Knudsenの指導のもとにデンマークの海洋研究所でつくられ,世界中に頒布されている.現在では,コペンハーゲン市にある水理研究所でつくられている.これを原標準海水という.日本ではこの原標準海水をもとに,国内の標準海水をつくっている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報