デジタル大辞泉 「権実」の意味・読み・例文・類語 けん‐じつ【権実】 ⇒ごんじつ(権実) ごん‐じつ【権実】 仏語。仮のものである権と、永久不変のまことの実。権教と実教などをいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「権実」の意味・読み・例文・類語 ごん‐じつ【権実】 〘 名詞 〙 仏語。権と実。仮のものと真実のもの。権教と実教、権智と実智、権人と実人など、対照するものに用いる。ごんじち。[初出の実例]「開二秘密之奥蔵一。示二権実之正軌一」(出典:本朝文粋(1060頃)一〇・摂念山林詩序〈紀斉名〉) けん‐じつ【権実】 〘 名詞 〙 かりのことと、まことのこと。ごんじつ。〔謝霊運‐与諸道人弁宗論〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「権実」の意味・わかりやすい解説 権実ごんじつ 仏教用語。かりの教え,すなわち方便の教え (権) と真実の教え (実) 。真実の教えにいたる前に方便の教えをかりに説くという考えに基づいている。天台宗などには,三権一実 (三乗はかりの教えで,一乗は真実の教えである) など種々の教義がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by