権智(読み)ゴンチ

デジタル大辞泉 「権智」の意味・読み・例文・類語

ごん‐ち【権×智】

仏・菩薩ぼさつ方便をもって人々を教え導く智慧ちえ。⇔実智

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「権智」の意味・読み・例文・類語

ごん‐ち【権智】

  1. 〘 名詞 〙 仏語仏菩薩衆生を導くために用いる方便の智慧。相対差別の方便の教えや現象世界にかかわる智慧。⇔実智
    1. [初出の実例]「先歎諸仏二智者。昔日三因三果。則是権智之能」(出典法華義疏(7C前)一)

けん‐ち【権智】

  1. 〘 名詞 〙 その場に応じて知恵のはたらくこと。また、その知恵。
    1. [初出の実例]「国師は道高く、権智(ケンチ)不測(ふしぎ)の術あり」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    2. [その他の文献]〔曹植‐輔臣論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む