権智(読み)ゴンチ

デジタル大辞泉 「権智」の意味・読み・例文・類語

ごん‐ち【権×智】

仏・菩薩ぼさつ方便をもって人々を教え導く智慧ちえ。⇔実智

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「権智」の意味・読み・例文・類語

ごん‐ち【権智】

  1. 〘 名詞 〙 仏語仏菩薩衆生を導くために用いる方便の智慧。相対差別の方便の教えや現象世界にかかわる智慧。⇔実智
    1. [初出の実例]「先歎諸仏二智者。昔日三因三果。則是権智之能」(出典法華義疏(7C前)一)

けん‐ち【権智】

  1. 〘 名詞 〙 その場に応じて知恵のはたらくこと。また、その知恵。
    1. [初出の実例]「国師は道高く、権智(ケンチ)不測(ふしぎ)の術あり」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    2. [その他の文献]〔曹植‐輔臣論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む