横井庄一(読み)ヨコイ ショウイチ

20世紀日本人名事典 「横井庄一」の解説

横井 庄一
ヨコイ ショウイチ

昭和期の生活評論家 28年間グアム島潜伏の元日本兵。



生年
大正4(1915)年3月31日

没年
平成9(1997)年9月22日

出生地
愛知県海部郡富田村(現・名古屋市中川区富田町)

学歴〔年〕
高小〔昭和4年〕卒

経歴
洋服仕立業を経て、昭和11年に郷里で開業するが出征、19年3月グアム島へ転属終戦を知らずに同年9月30日に戦死したことになっていた。47年1月島民に発見されて、グアム島のジャングルから奇跡生還をし、話題を呼んだ。同年11月結婚。28年間に及ぶ密林での生活力が、省エネ時代に合い、各地から講演を依頼され耐乏生活評論家として活動。自伝「明日への道 全報告グアム島孤独の28年」は16万部を超えるベストセラーとなった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横井庄一」の解説

横井庄一 よこい-しょういち

1915-1997 昭和時代軍人
大正4年3月31日生まれ。昭和16年召集され,19年グアム島にわたる。47年現地の人に発見されるまでの28年間,ジャングルに潜伏して生活。帰国第一声の「恥ずかしながら帰ってまいりました」が話題になった。平成9年9月22日死去。82歳。愛知県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「横井庄一」の解説

横井 庄一 (よこい しょういち)

生年月日:1915年3月31日
昭和時代の軍人
1997年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の横井庄一の言及

【復員】より

…現在は厚生省援護局が遺骨収集・戦没者慰霊事業等の業務を担当している。この間,戦後30年経って旧軍人が発見され,72年2月に横井庄一がグアム島から,また74年2月に小野田寛郎がルバング島から帰還した。シベリア抑留引揚げ【梅田 欽治】。…

※「横井庄一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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