横山隆俊(読み)ヨコヤマ タカトシ

20世紀日本人名事典 「横山隆俊」の解説

横山 隆俊
ヨコヤマ タカトシ

明治・大正期の実業家,男爵 貴院議員。



生年
明治9年9月25日(1876年)

没年
昭和8(1933)年12月19日

出生地
石川県金沢

学歴〔年〕
専修学校(現・専修大学)〔明治30年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲六等単光旭日章,紺綬褒章〔大正8年〕

経歴
金沢藩家老でのちに鉱山経営者・男爵となった横山隆平長男に生まれる。第四高等学校に学び、上京して専修学校で理財学を修め、明治30年卒業と共に父の事業を助け、尾小屋鉱山・平金鉱山の経営に当たる。36年父が没し家督を相続して襲爵する。37年合名会社・横山鉱業部を組織して代表社員となり、その後、山形県・石川県・秋田県などの鉱山を買収し、業績を伸ばす。44年産業視察のためシベリア及び満州・朝鮮各地を旅行。加州銀行頭取、金沢電気軌道社長のほか、多数の会社重役を兼ね、金沢商工協会顧問、金沢商工会議所会頭などを務め北陸実業界に重きをなす。また北陸美術協会長、石川県図書館評議員など数多くの団体役員としても尽力、教育面でも26年間の長きに渡り石川県教育会長を務め、県下教育界のために貢献した。大正7年から貴院議員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横山隆俊」の解説

横山隆俊 よこやま-たかとし

1876-1933 明治-大正時代の実業家。
明治9年9月25日生まれ。横山隆平の長男。明治37年横山鉱業部を組織。山形・石川県などの鉱山を買収し,業績をのばす。加州銀行頭取,石川県教育会長。大正7年貴族院議員。昭和8年12月19日死去。58歳。石川県出身。専修学校(現専修大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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