横手菅原神社(読み)よこてすがわらじんじや

日本歴史地名大系 「横手菅原神社」の解説

横手菅原神社
よこてすがわらじんじや

[現在地名]熊本市横手一丁目

しん町方面から国鉄鹿児島本線を渡る道が旧坪井つぼい川と交差する手前にある。祭神は菅原道真。明暦(一六五五―五八)頃の絵図には天神と記され、一般に下馬げば天神とよばれた。「国誌」に「妙解寺門外下馬ノ辺ナル故名ツクト云ヘトモ左ニ非ス」として、天正期(一五七三―九二)に城越前守が河尻かわしり出陣の時落馬したことにちなむ説、肥前龍造寺氏肥後攻めの時、鹿子木寂心が下馬して天神の前を無事通過して大勝利をおさめたことに由縁する説を記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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