横浜新田(読み)よこはましんでん

日本歴史地名大系 「横浜新田」の解説

横浜新田
よこはましんでん

[現在地名]中区山下町

横浜村の南方吉田新田よしだしんでん村との間の入海の南隅の、中村なかむら川が北西に屈曲する角にできた洲を埋立てて開発された新田。

寛政八年(一七九六)の完成という伝えもあるが、天保年中(一八三〇―四四)の中村外十一ヶ村新開難渋願(横浜開港資料館蔵)には「文化年中横浜村新田開発」とみえる。文化九年(一八一二)検地を受けた。高七三石五升九合。幕府直轄領。この新田開発は太田屋おおたや新田開発とともになか村はじめ中村川大岡おおか川上流の村民から水はけが悪く水害増大をもたらすとして反対されている。文化年中および天保二年の横浜村民の開墾の企ても反対され、翌三年遠江国掛塚かけつか(現静岡県磐田郡竜洋町)四郎兵衛が出した開墾願にも上流一一ヵ村は反対したが、中村地先の川二〇〇間の浚渫費五〇両を提供し、川幅三〇間のはけ口を確保することを条件として認められている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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