横田文子(読み)ヨコタ フミコ

20世紀日本人名事典 「横田文子」の解説

横田 文子
ヨコタ フミコ

大正・昭和期の小説家



生年
明治42(1909)年12月18日

没年
昭和60(1985)年5月4日

出生地
長野県飯田

本名
坂井 婦み子

学歴〔年〕
飯田高女(現・飯田風越高)卒

経歴
在学中から創作を続け昭和2年作家同盟に参加、「女人芸術同人となる。8年「梶井基次郎全集」の編纂を手伝い、梶井の影響をうける。のち日本浪漫派、「コギト」同人。作品に「白日の書」「誘いの日」など。13年満州に渡り、満州文学の中心となって活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横田文子」の解説

横田文子 よこた-ふみこ

1909-1985 大正-昭和時代の小説家。
明治42年12月18日生まれ。長野県の飯田高女(現飯田風越高)在学中から同人誌「泉」などを主宰し,昭和12年日本浪曼派に参加。13年満州(中国東北部)にわたり結婚する。戦後,郷里飯田市にかえり,23年「伊那ペン」を創刊した。昭和60年5月4日死去。75歳。本名は坂井婦み子。著作に「一年間の手紙」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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