櫛形の穴(読み)クシガタノアナ

デジタル大辞泉 「櫛形の穴」の意味・読み・例文・類語

くしがた‐の‐あな【×櫛形の穴】

清涼殿鬼の間東南の隅から昼御座ひのおまし西南の隅の壁にかけて、柱を中にして設けた半月形の窓。天皇殿上の間を見るためにつくったものという。くしがた。

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精選版 日本国語大辞典 「櫛形の穴」の意味・読み・例文・類語

くしがた【櫛形】 の 穴(あな)

  1. 櫛形の穴〈京都御所〉
    櫛形の穴〈京都御所〉
  2. 清涼殿の鬼の間と殿上の間との壁に設けられた櫛形の小さな窓。天皇が殿上の間を見るためのものという。櫛形。
    1. [初出の実例]「櫛形のあなに人影のしつるは何者ぞ」(出典:平治物語(1220頃か)上)

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