欺罔(読み)きもう

精選版 日本国語大辞典「欺罔」の解説

き‐もう ‥マウ【欺罔】

〘名〙 (「ぎもう」とも) 詐欺的行為で、相手に虚偽のことを信じさせ、錯誤させること。あざむくこと。だますこと。きぼう
※明六雑誌‐一九号(1874)人間公共の説・三〈杉亨二〉「欺を戒め奸詐を禁じ」 〔漢書‐郊祀志下〕

き‐ぼう ‥バウ【欺罔】

〘名〙 =きもう(欺罔)〔新令字解(1868)〕

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デジタル大辞泉「欺罔」の解説

き‐もう〔‐マウ〕【×罔】

[名](スル)《「ぎもう」「きぼう」とも》
人をあざむき、だますこと。
「俗に―さるるを一盃を喰うと曰う」〈服部誠一・東京新繁昌記
法律上、詐欺の目的で人をだまして錯誤に陥らせること。

き‐ぼう〔‐バウ〕【×罔】

きもう(欺罔)1

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普及版 字通「欺罔」の解説

【欺罔】ぎもう(まう)

だます。〔漢書、郊祀志下〕り。不し、遙興輕擧すとは、~皆姦人衆を惑はし、左を挾(さしはさ)み、詐僞を懷(いだ)き、以て世を欺罔す。

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世界大百科事典内の欺罔の言及

【詐欺】より

…古くは,他人を欺く犯罪として,偽造,偽証等とひとまとめにされていたが,商業取引の発達とともに独立化されたのである。詐欺罪は,人に対して欺罔手段を用い,相手方を錯誤におとしいれて,その者自身に財物・利益を交付(処分行為)させて,これを取得するものである。人をだまして金品を得たり,債務の支払を免れたりする行為がその例である。…

※「欺罔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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